孤独のグルメ 井之頭五郎とレコーディングダイエット 後編
井之頭五郎の失敗から学ぶ
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後編では井之頭五郎の失敗を考えてみましょう。
TV版では、実在の店を使っている関係上、ほぼ失敗はありませんが、原作では何作があります。
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コンビニ飯で買いすぎ
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博多ラーメン店で注文しすぎ
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豚汁の店での豚肉かぶり等の食材かぶり
順番に分析していきましょう。
コンビニ飯で買いすぎ
画像は上から、
・原作漫画のコンビニで買いすぎた物
・原作漫画の再現
・ドラマの砂町商店街で買物です。
原作漫画では、深夜、残業をしていた井之頭五郎氏が空腹を感じ、コンビニに夜食を買いに
出かけることからはじまります。
いわゆる深夜の買いすぎからのバク食い。
深夜のコンビニには、巧妙な罠が仕掛けられているのです。
同じことは、DeV3にもよくあります。
これをやらかすとたいてい、その日の摂取カロリーが、2000㎉でも後半になります。
3000㎉をこえる場合は、まず深夜のバク食いが関係しています。
Dev3の場合は、深夜に限らずスーパーに買い物に行くと、不必要に買いすぎる傾向があります。
では、『なぜ買いすぎるのか』というと、大量の商品を前にテンションが上がり、色々と考え、
大量購入をいつの間にか正当化しちゃうのです。
店だって客の購買意欲を刺激するプロなんですから、色々としかけてますよ、当然。
具体例を挙げると、こんなパターンが思い浮かびます。
モズクは動脈硬化にいいというし、買っとくか。 納豆も同じく粘り気が体にいいといってたな、よし買いだめしとこう。 肉が食いたいから買いと。でもバランスは大事だ、ついでに魚も買おうか。 ずいぶん安いな。お買い得だ、予定外だが買おう。 おお、これ美味そう。
健康にいい、安い、しばらく食べてない、バランスを取ろう等といろいろな理由が浮かんで、
つい買いすぎてしまうのです。
思えば、日本人は誰もが、栄養のバランスをとるのは大切であると刷り込まれています。
そんなの常識だよと、誰もが答えるでしょう。
では、そのバランスって誰が決めたの?
それに答えられる人は少ないです。
というよりも、そもそも『正しい栄養のバランス』というものは、存在しないというのです。
アメリカでは、すでに「正しい三大栄養素比率」
「理想的な栄養バランス」という概念自体が廃れています。
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ちょっと話がそれましたが、要は知らず知らず多めに買う口実は多く、
空腹時はそれを無条件に受け入れてしまうから、危ないぞっていうことです。
ちなみにドラマの井之頭五郎は、あさり飯は大ではなく小を選んでいました。
まぐろカツも一枚だけ、となりに売っていた海老カツはスルーしました。
もっとも、もつ煮込みは300gも買いましたが。
ああいう商店街だとテンションが上がって、誰だって買いすぎます。
博多ラーメン店で注文しすぎ
漫画原作にあるこの話で、井之頭五郎氏は完食できず残してしまいます。
井之頭五郎自身も認めているように、明らかに頼みすぎたのです。
その失敗の原因を探ってみましょう。
五郎氏は、しばらく食べていなかった博多・豚骨ラーメンの店を見て、
誘われるように入っていきます。
ここまでは良いです。
しかし、セットのライスが半ライスにもかかわらず、ついさんまの味噌煮の缶詰を
その場の雰囲気と空腹感から追加注文してしまいます。
豚骨ラーメン屋には、ありがちな辛子高菜にも箸をのばしています。
辛子高菜で白飯を食べると、抜群にうまいです。
ホントに飯が進みます。
正確には缶詰・辛子高菜だけではなく、テーブルに置かれたふりかけにまで手を出しています。
これだけ飯の友がそろえば、白飯が足りなくなるのは必定。
当然、半ライスを追加します。
そして豚骨ラーメンの定番、替え玉も注文し、あっさり玉砕するわけです。
やはり、入店前にある程度の方針を決めておき、それをなるべく守べきでした。
豚肉かぶり等の食材かぶり
一食の中で食材がダブっても、目標カロリー以内ならば、気にすることはありません。
これは、地元の安い・美味い・大盛で評判のうどん屋で、
ゴボウ天うどん(超大盛)と天丼のセットをたのみつづけたDeV3の戯言です。
なにしろ炭水化物かぶりの、天ぷらかぶりのWかぶりですよ。
それから見れば、井之頭五郎氏のかぶりは、カスリ傷みたいなものです。
実は井之頭五郎は、原作漫画でしばしば食材のかぶりをやらかしています。
豚肉以外にも、芋とかサザエ、卵がかぶります。
そういうかぶりが発生するときは、その場の雰囲気や、思いつきで注文しているときです。
とにかく落ち着け、俺は腹が減っているだけなんだという、あのフレーズを思い出しましょう。
空腹感と店の雰囲気に流されることなく、注文の数と量をしぼりましょう。
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